40代になると、「以前より肌がしぼんで見える」「目元に細かい線が増えた」など、ハリ不足や乾燥小じわが気になり始めることがあります。
そんなときにまず知っておきたいのが、「乾燥による小じわ」と、年齢や紫外線などが関係する「シワ」は同じものではないということ。
このページでは、毎日のスキンケアだけでもケアしやすい「ハリ不足・乾燥小じわ」に注目。お悩みに向いた成分とコスメをご紹介していきます。
乾燥小じわと「シワ」は何が違う?
乾燥小じわは、肌の乾燥によって角層の水分が不足し、肌表面に細かく浅い線が目立っている状態を指します。
目元や口元など皮膚が薄く乾燥しやすい部分にできやすく、ちりめん状に見えることも。
乾燥が原因なので、基本となるのは肌にうるおいを与え、乾燥を防ぐこと。
化粧品でも、適切な試験を行った製品では「乾燥による小ジワを目立たなくする」と表示することが認められています。
一方、一般的なシワには、加齢や長年の紫外線ダメージなどによる肌内部の変化も関係しています。特に真皮のコラーゲンやエラスチンなどが関係するシワは、乾燥小じわのように保湿するだけで改善できるものではありません。
乾燥による細かな小じわをケアしたいのか、すでに刻まれたシワそのものを改善したいのかによって、選ぶケアも大きく変わります。
シワそのものの改善を重視する場合は、「シワ改善」の効能が認められた医薬部外品など、目的に合ったアイテムを選びましょう。
ハリ・乾燥小じわにおすすめの成分一覧
ここからは、肌にうるおいを与えたり、ハリのある印象を保ったりする目的で、大人向けのスキンケアによく使われる成分を紹介します。
3GF(EGF・FGF・IGF)
3GFとは、EGF・FGF・IGFという3種類の「グロースファクター(成長因子)」の総称です。
中でもEGFは、発見者であるスタンリー・コーエン博士が、その研究で1986年にノーベル生理学・医学賞を受賞したことでも知られています。
EGFだけでなくFGF・IGFを組み合わせた3GFは、ハリ不足が気になり始めた大人向けのスキンケアにも使われています。
◆3GF配合

コラーゲン
コラーゲンは、皮膚や骨など人の体にもともと存在するたんぱく質の一種です。
「ハリといえばコラーゲン」というイメージがありますが、化粧品に配合されたコラーゲンが、そのまま肌内部のコラーゲンになるわけではありません。
化粧品では主に、肌にうるおいを与えて乾燥を防ぐ保湿成分として使われています。
乾燥によって肌がしぼんだように見えるときや、なめらかな肌を保ちたい人に取り入れやすい成分です。
セラミド
セラミドは、肌の一番外側にある角層にもともと存在する脂質の一種です。
角層の細胞同士のすき間を満たし、水分を保つ役割を担っています。
ハリそのものを改善する有効成分ではありませんが、乾燥しやすい大人の肌をうるおいで支えるために重要な成分です。
乾燥によって細かな小じわが目立ちやすい人にも向いています。
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は、人の皮膚や関節などにもともと存在している成分です。
水分を抱え込む性質があり、化粧品では肌にうるおいを与え、みずみずしく保つために広く使われています。
乾燥によって肌がしぼんで見えるときや、細かな小じわが気になるときにも取り入れやすい保湿成分です。
◆ヒアルロン酸配合

ペプチド
ペプチドは、複数のアミノ酸がつながってできた成分です。
非常に多くの種類があり、それぞれ性質も異なります。
大人向けの美容液やクリームにもよく配合され、ハリ不足が気になる肌のスキンケアに使われています。
ビタミンC誘導体
ビタミンC誘導体は、そのままでは不安定なビタミンCを、化粧品に配合しやすい形にした成分の総称です。
ひとつの成分ではなく複数の種類があり、ハリ不足や毛穴などさまざまな大人肌向けの化粧品に使われています。
種類によって特徴が異なるため、成分名だけでなく、どのビタミンC誘導体が使われているかまで確認すると選びやすくなります。
「レチノール配合」「ナイアシンアミド配合」だけではシワ改善とは限らない
シワ向けのスキンケアを探していると、レチノールやナイアシンアミドを配合した化粧品も多く見つかります。
ただし、成分が入っているだけで「シワ改善」が認められているわけではありません。
ナイアシンアミドや純粋レチノールには、医薬部外品の「シワ改善」有効成分として使われているものがあります。一方で、同じ成分名を見かける化粧品でも、シワ改善の効能を持たない商品はあります。
たとえば、レチノール配合の化粧品を使ってみたい場合と、「シワ改善」という明確な効能を求める場合では、商品選びの基準が異なります。
◆レチノールを化粧品として取り入れてみたい人はこちら

◆「シワ改善」が認められた医薬部外品はこちら

ハリ不足・乾燥小じわは、まず毎日の保湿ケアから
乾燥による小じわや、肌がしぼんだように見えるハリ不足は、まず毎日のスキンケアでしっかりうるおいを補うことが基本中の基本。
お肌に年齢感を感じ始めたら、セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿成分をはじめ、自分の肌に合うコスメを選んでみて。
一方で、乾燥小じわではなく、すでに刻まれたシワそのものを改善したい場合は別のアプローチが必要になります。
まずは乾燥小ジワ対策から、それでも解決しないシワ悩みであるなら、一歩ステップアップしたケアを目指しましょう。

