医薬部外品って普通の化粧品と何が違うの?意外と知らない有効成分の意味

スキンケア

化粧品の裏面に書かれている、「薬用」「医薬部外品」という文字。

なんとなく、「効きそう」だと思っていませんか?

10代の頃から化粧品が好きで、20代で美容部員を志した私ですが、実はその違いをまったく分かっていませんでした。

実は、化粧品と医薬部外品、どちらが上というものではありません。

それぞれ、得意なことや選ぶときに見るポイントが違うんです。

この記事では、化粧品・医薬部外品・医薬品の違いと、「有効成分」という言葉の意味を、できるだけわかりやすく解説します。

化粧品・医薬部外品・医薬品は目的が違う

スキンケアに使う商品を「化粧品」とまとめて呼ぶ人が多いのですが、化粧品と医薬部外品は厳密には違うもの。

  • 化粧品:肌を洗う、うるおす、守る、整える、きれいに見せる
  • 医薬部外品:決められた目的のために使う
  • 医薬品:病気や症状の予防・治療などに使う

まずは、それぞれが何をするための商品なのかを見てみましょう。

化粧品は、毎日の肌を整えるもの

化粧品は、私たちが毎日行うスキンケアやメイクを支えているもの。

たとえば、次のような役割があります。

  • 肌の汚れを落とす
  • 肌にうるおいを与える
  • 乾燥を防ぐ
  • 肌をやわらかくする
  • 肌のキメを整える
  • 肌をすこやかに保つ
  • 紫外線から肌を守る
  • 肌をきれいに見せる

化粧品は、「有効成分」という一つの成分だけで価値が決まるものではありません。

商品に入っているさまざまな成分が合わさり、製品全体で肌を整えるように作られています。

保湿感や洗い上がり、肌へのなじみやすさ、香り、使いやすさなども、化粧品を選ぶうえで大切なポイントです。

おすすめの成分一覧

医薬部外品は、目的がはっきりした商品

医薬部外品は、決められた目的のために作られ、必要な審査を受けた商品です。

スキンケア商品では、「薬用」と書かれているものの多くが医薬部外品にあたります。

医薬部外品には、たとえば次のような目的を持つ商品があります。

  • 肌荒れを防ぐ
  • ニキビを防ぐ
  • メラニンが作られるのを抑え、シミやそばかすを防ぐ

ただし、すべての医薬部外品が同じ働きを持っているわけではありません。

「薬用」と書いてあるだけで判断せず、パッケージに書かれた目的を確認することが大切です。

医薬部外品のよさは、ニキビ、シミ、肌荒れなど、何のために使う商品なのかがわかりやすいことです。

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医薬品=病気や症状の予防・治療などに使うもの

医薬品は、病気や症状の予防・治療などを目的として使うものです。

肌に使う商品では、かゆみや炎症、湿疹、ニキビなどに使う薬があります。

化粧品や医薬部外品と似たクリームやジェルでも、使う目的が違います。

医薬品には、どのような症状に使うのか、どのくらい使うのか、注意することは何かが書かれています。

「薬だから何にでも効く」と考えず、自分の症状に合うものを、決められた使い方で使うことが大切です。

「薬用」=優秀な化粧品というわけではない

「薬用」と書かれていると、普通の化粧品よりも高性能に見えますよね。

けれど、「薬用」=優秀、効果が高い化粧品という意味ではありません。

薬用だからといって、必ずしも次のような効果があるわけではないのです。

  • 保湿力が高い
  • 刺激が少ない
  • 高級な成分が入っている
  • 誰の肌にも合う
  • すべての肌悩みに使える
  • 普通の化粧品より使い心地がよい

医薬部外品は、決められた目的がはっきりしている商品

化粧品は、毎日の肌を幅広く整え、心地よく使い続けるための商品。

それぞれ、目的が違うのです。

そもそも「有効成分」って何?

医薬部外品には、「有効成分」という言葉が書かれています。

有効成分とは、簡単にいうと、その商品が持つ決められた目的を担当する成分

たとえば、「ニキビや肌荒れを防ぐ」という目的を持つ医薬部外品なら、そのための有効成分が入っています。

つまり、有効成分=効果がある成分という単純な話ではないのです。

有効成分ではない成分にも、大切な役割がある

ここで気をつけたいのが、有効成分以外の成分=役に立たない成分ではないということです。

化粧品や医薬部外品には、有効成分以外にもさまざまな成分が入っています。

  • 肌にうるおいを与える成分
  • 肌をやわらかくする成分
  • 水分が逃げにくいようにする成分
  • なめらかに塗りやすくする成分
  • 商品をよい状態に保つための成分

こうした成分も、使い心地や保湿感、肌との相性を大きく左右します。

有効成分がたくさん入ってるほどいい、という単純な話ではないのです。

化粧品にも肌のために入っている成分はある

化粧品には「有効成分」と書かれていないため、「肌にいい成分が入っていないの?」と思う人もいるかもしれません。

もちろん、そんなことはありません。

化粧品にも、保湿や洗浄、肌を整えることなどを目的とした成分が入っています。

ただし、医薬部外品とは商品の仕組みや表示できる内容が違うため、「有効成分」とは呼びません。

「有効成分ではない」と「肌にとって意味がない」は、まったく別の話です。

スキンケアは分類よりも「何を求めるか」で選ぼう

化粧品・医薬部外品・医薬品の違いを知ると、自分に必要な商品を選びやすくなります。

  • 肌の調子を整えたい、調子のいい肌になりたい
    化粧品を中心に選ぶ
  • ニキビ、シミなど目的に合う商品を選びたい
    医薬部外品の表示を確認する
  • すでにある症状を治療したい
    症状に合う医薬品や医療機関を検討する

スキンケアはいくつもの組み合わせで作るもの。

化粧品で毎日の肌を整えながら、目的に合わせて医薬部外品を取り入れることもできます。

症状があるときには、医薬品や医療機関を頼ることも選択肢のひとつ。

大切なのは、どれが一番効きが強いかではなく、今の自分のお肌は何を求めているのか。

パッケージのイメージだけで決めず、商品の役割を見ながら選んでみてください。